システック
フィラリア症予防と一緒に
消化管内寄生虫と環境中のノミ対策を一錠で
動物用医薬品
要指示医薬品

よくある質問
- システックの有効成分について教えてください。
- ミルベマイシンオキシムとルフェヌロンです。
- システック1錠中の含有量を教えてください。
- システックS(1錠中にミルベマイシンとして2 mg、ルフェヌロンとして40 mg)
システックM(1錠中にミルベマイシンとして4 mg、ルフェヌロンとして80 mg)
システックL(1錠中にミルベマイシンとして8 mg、ルフェヌロンとして160 mg)
システックLL(1錠中にミルベマイシンとして16 mg、ルフェヌロンとして320 mg) - 対象動物および効能・効果、および用法・用量について教えてください。
- <対象動物>
犬のお薬です。
<効能・効果>
犬糸状虫症の予防、吸血ノミ産下卵の孵化阻害並びにノミ幼虫脱皮阻害、犬回虫および犬鉤虫の駆除、犬鞭虫の駆除です。
<用法・用量>
体重1 kg当たりミルベマイシンオキシム0.5 mg、ルフェヌロン10 mgを基準量として、本錠剤を1ヵ月毎に1回、経口投与する。投与期間は、ノミ及び蚊の発生が重なる時期のみとし、体重別には次の投与量による。
体重2 kgを超え4 kgまで システックS
体重4 kgを超え8 kgまで システックM
体重8 kgを超え16 kgまで システックL
体重16 kgを超え32 kgまで システックLL - 投与に際し食餌のタイミングはありますか?
- ルフェヌロンの吸収を促進するために少量の食餌と一緒に与えてください。
- 生後何週齢から使用できますか?
- 離乳した生後4週齢以降の子犬から使用できます。
- 体重何キロから使用できますか?
- 体重2 kgから使用できます。
- 回虫、鉤虫、鞭虫の駆除率を教えてください。
- ミルベマイシンオキシムを0.5 mg/kg+ルフェヌロン10 mg/kgを1回投与したところ、犬回虫97.3 %、鉤虫85.8 %、鞭虫94.2 %の虫卵陰転率を米国の試験で確認しています。
- ノミの成虫に効果はありますか?
- ノミの卵の孵化、ノミ幼虫脱皮の阻害はできますが、成虫駆除には別途薬剤を使用してください。
- 安全性試験について教えてください。
- ミルベマイシンオキシムとして5 mg/kgルフェヌロンとして100 mg/kg(通常の10倍量)を1回投与した際の安全性を確認しています。
- 妊娠期の雌犬へ使用できますか?
- ミルベマイシンオキシムおよびルフェヌロンはそれぞれ繁殖に影響が出ないことを確認しております。
上記は投与を推奨するものではありません。慎重に投与をご検討ください。 - 授乳中の犬に使用できますか?
- ミルベマイシンオキシムおよびルフェヌロンはそれぞれ投与中の母犬が授乳している子犬に対して影響が出ないことを確認しております。
上記は投与を推奨するものではありません。慎重に投与をご検討ください。 - 薬物動態について教えてください。
- ミルベマイシンオキシムの最高血中濃度到達時間は3時間前後(1.5~6時間)で、24~48時間で消失することが確認されました。
ルフェヌロンの最高血中濃度到達時間は約2時間、血中半減期は17.4日ということがわかっています。 - コリー犬(またはその系統の犬種)に使えますか?
- 通常投与量でコリー犬に対しての安全性を確認しています。
ただし、コリー犬及びその系統の犬種は他の犬種と比べ、安全域が狭いことが示されていることから、これらの犬種に対しては、用法・用量を厳密に守ってください。 - 副作用はありますか?
- 一般的諸注意として下痢、軟便が見られることがあります。そのほか犬糸状虫感染犬に投与した場合、元気消失、食欲不振、嘔吐、呼吸速迫、大静脈症候群の症状が現れることがあります。
ご使用の前には、上記の情報及びその他注意事項に関して添付文書をご確認ください。