コバルジンカプセル
尿毒素をしっかり吸着、すっきり排泄
動物用医薬品

コバルジンの特長
- 特殊な製造方法で製造された高純度の多孔質炭素からなる球形微粒子の経口吸着剤。
- プラセボ比較臨床試験の結果、尿毒症症状の改善が認められ、特に「食欲」、「口臭」は4週及び8週時点で有意に改善。
- 腎不全モデルラットにおける試験で血清インドキシル硫酸*濃度を有意に低下。
よくある質問
- コバルジンはどのように作用しますか?
- 消化管で分泌・生産される尿毒症毒素を吸着し、便とともに排泄します。コバルジンは、分子量200~3000の物質を吸着しやすい性質があるため、尿毒症毒素を選択的に吸着し、消化酵素など体に必要なものを吸着しないのが特長です。
- コバルジンはどのように投与すればよいでしょうか?他の医薬品やサプリメントと同時に投与してもよいですか?
- 通常、猫1頭あたり、1日200㎎カプセルを2カプセル(400㎎)を数回に分けて経口投与してください。他の医薬品やサプリメントの成分を吸着してしまう危険性がありますので、同時投与は避け、他剤の投薬後30~1時間空けてコバルジンを投与してください。カプセルが大きくて飲みにくい場合はカプセルをあけてフードにかけて投与してください。
- 食前、食後いつ飲ませればよいですか?
- 食前、食後、食間のいつ飲ませても構いません。飲ませやすいタイミングで投与してください。
- コバルジンを餌や水に混ぜて投与してもよいですか?
- 飲ませにくい場合、餌や水に混ぜて投与しても差し支えありません。ただし、混ぜた後は長時間放置せず、できるだけ速やかにご使用ください。
- 血液中の尿毒症毒素がなぜ経口的に除去できるのですか?
-
コバルジンは血液中に吸収されませんが、下記①および②の尿毒症毒素やその前駆体を消化管内で吸着除去するため、結果的に血液中の尿毒症毒素を除去する事ができます。
【血液中の尿毒症毒素の由来】
① 消化管内で産生される食餌由来の毒素
② 肝臓・腎臓等で産生された毒素(腸肝循環で胆汁とともに消化管に分泌されたり、胃液や腸液の成分として消化管に分泌される) - コバルジンはBUNやCreを下げる効果がありますか?
- コバルジンには直接BUNやCreを低下させる作用はありません。ただし、尿毒症症状の改善に伴い全身状態が向上し、その結果としてBUNやCreが低下する事は考えられます。
- 副作用はありますか?
- まれに下痢などの消化器症状あらわれることがあります。そのような場合は、減量・休薬などの適切な処置を行ってください。コバルジンは球形の均一な形状であるため、他の吸着炭と比較して便秘の原因になりにくいのが特長です。
ご使用の前には、上記の情報及びその他注意事項に関して添付文書をご確認ください。